心の癒し セントジョーンズワートのお茶

季節の変わり目やホルモンのゆらぎのケアにおすすめのセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)のハーブティのご紹介です。ヨーロッパでは古くから「太陽のハーブ」とも呼ばれ、心の陰りに光を灯す植物として、今も多くの人に愛されています。

古代から受け継がれる癒しのハーブ

セントジョーンズワートの歴史は古く、紀元前の古代ギリシャ時代にまでさかのぼります。当時の医師ヒポクラテスや薬草学者ディオスコリデスは、この植物を「傷の治癒や神経の不調を整える薬草」として記録しています。やがて中世ヨーロッパになると、修道院の薬草園で栽培され、「悪霊を追い払うハーブ」「光の草」として、心を守るお守りのように人々に親しまれるようになります。特に、6月24日の「聖ヨハネの日(St. John’s Day)」に咲く花を摘んで乾燥させ、家に吊るしたり、薬草酒にして身を清めたりする風習がありました。このことから、英語名「St. John’s Wort(聖ヨハネの草)」が生まれたとのことです。現代でも自然由来の心身をサポートしてくれるハーブとして人気があります。

夏至の頃、黄色い花を咲かせる咲かせる多年草
ハーブティのパッケージのラベルにもほっこりするコピー

ハーブティを飲むタイミング

朝・昼: 前向きな1日を始めたい時に

夜: 緊張をほどいて眠りの準備をしたい時に

ハーブティーとしての効能も調べると色々と出てきますので、ご興味ある方はぜひ検索してみてください。セントジョーンズワートに含まれるヒペリシンやヒペルフォリン、ポリフェノールなどの作用によって、心の安定や自律神経のバランスなどを穏やかにサポート。私は夜にリラックスモードにしたいときに飲むことが多いです。知り合いの方は、仕事が不規則な生活のためかイライラすることも多く、そんな時に飲むと落ち着くと。味はクセが少なく飲みやすい印象です。抽出時間によっては、少し苦味を感じることも。不調が慢性的な場合は、2〜3週間と継続して愛飲しながら体調を労わるのもおすすめです。

キレイな黄金色。ゆっくりとハーブティを味わう時間も大切ですね

注意事項

  • 薬との併用は行わない。
  • 光感作作用あり。大量摂取後に強い日光に当たると、稀に日焼けしやすくなることなどがあります。