夏のからだとセルフケア②

今回は「汗の内攻」のお話しです。からだの余分な熱を外に逃すために夏場、気持ちよく汗をかくことは大切な習慣です。でも出ようとした汗を冷気で引っ込めてしまう「汗の内攻」は不調の原因になることも。お風呂上がりの冷えたビール(たまらなく美味しいですが)、汗が引く前に冷房の効いた電車に乗り込むなど、出ようとしている汗を引っ込めている場面は意外とあります。汗の内攻は熱や老廃物の排泄を中途半端にさせ、からだに負担をかけることに繋がります。重だるさや停滞感などの不調を感じたら、汗を出しきるケアがおすすめです。

夏は汗と上手に付き合う。

まずは、夏こそ意識してしっかり汗をかく時間を作りましょう。1日の終わりに湯船に浸かる、朝夕の気温の低い時間のウォーキングなど、特に汗をかきにくい方は汗腺を鍛えて汗をかきやすい身体づくりから。そして大切なのはその後の過ごし方。お風呂上がりすぐに冷房の効いた部屋に入るのではなく、しっかりと汗を出しきるまで待つこと。運動中に汗をかいたらこまめに拭き取ることや首元にタオルなどを巻くことも汗の内攻を防ぎます。汗を出しきった後の涼やかでスッキリしたからだの感覚。ぜひ体感してみてください。

ここからは個人的な体験です。更年期に入り暑い季節に汗が止まらない感じ?!(ホットフラッシュとも違う)を経験して、汗をかかないようにするのではなく、意識的に汗を出しきるケア行ったところ症状が軽減。汗は自律神経とも関係があるので気持ちよく汗をかくことは更年期のケアにも繋がるのかと実践しています。

汗を出すケアを行う際は、水分補給をお忘れなく。疲労困憊時は避け無理のない範囲で行いましょう。